本記事では、シニア世代の女性が抱える様々な美のお悩みを、プロがヘアアレンジとメイクで解決する様子をお届けします。
今回、シニアメイクのプロが解決するのは、「髪の分け目が目立つ」「パサついて見える髪をどうにかしたい」「ほうれい線など口周りの老け感が気になる」といったお悩みです。
同じお悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
えがお美容室
巣鴨にある、シニア世代のための美容室。ヘアはもちろん、メイクやファッションの提案まで幅広く行う。大人女性特有の悩みをカバーしつつ、50代からの女性を自分らしく、美しく輝かせてくれる技術に定評がある。
※写真はあくまでイメージです。
最近、髪の分け目が目立ってきたことが悩み。
コロナ禍で美容ケアが疎かになってしまったため、素敵に見える美容テクニックをプロに教えて欲しいと思っています。
【1】髪の分け目が目立ってきた
【2】二の腕とお腹周りの肉付きが気になる
【3】最小限のメイクで肌を綺麗に見せたい
ここからは、プロによるお悩み解決法をご紹介しましょう。
前髪を「斜め分けする」「厚めにする」テクニックで、気になる分け目が目立たなくなります。
年齢を重ねた髪はボリュームがなくなり、 分け目や地肌も目立ちやすくなりがちです。
しかし、実は「前髪と分け目で印象が7割決まる」といわれるほど老け感を大きく左右する要素です。
分け目が目立つ場合、前髪の取り方の角度を変えるだけでもかなり目立ちにくくすることができます。
さらに今回は、前髪を短めのカットすることで量を増やして厚みを出し、分け目パックリと割れるのを防ぎましょう。
厚みのある前髪を斜めに流せば、一段とふんわりした印象になります。
おでこの起点から頭頂部に向かって斜めに分け目のラインをとることで、気になる分け目が目立たなくなります。
分け目がまっすぐに入っていると、視線の先にまっすぐ飛び込んでくるため、前髪がパックリ割れた印象を与えるものです。
しかし、斜めラインに分け目を入れれば、正面からまっすぐ視線がいきにくい状態になります。
前髪に「厚み」と「奥行き感」をプラスすることも、分け目を目立たせなくするポイントです。
前髪は少なすぎても、長すぎても割れやすくなります。
そこで今回は、カットで前髪を増やして厚みと奥行きを出し、短くして斜めに流すことで密集感をプラスします。
前髪の奥行きとしてプラスするのは指1本分の量のみですが、効果は十分です。
プロのテクニックにより前髪にボリューム感が生まれ、一気に若々しく垢抜けた印象になりました。
※写真はあくまでイメージです。
二の腕が気になりがちなノースリーブのワンピースも、肩全体がしっかりと隠れるものであればすっきり見えます。
さらに、ストールやバッグなども同系色の濃淡コーディネートで揃え、視線を色に引き付けましょう。
ストールの濃い色を顔周りに添えることで、重心が上がり、より縦長の印象を与えられます。
※写真はあくまでイメージです。
最小限のメイクでキレイに若々しく見せられるのが理想です。
ここからは現在のお顔のお悩みや、下地とチークだけで肌を驚くほど美しく変える、プロのメイク法をみていきましょう。
年齢ゆえに生じるほうれい線やくすみなどです。
しかしこれらのお悩みは、下地のポイントのせとチークの活用という、最小限のメイクで解決します。
メイクは「下地」がカギになります。
シミやくすみを隠し、肌をトーンアップさせるのはファンデーションではなく、下地の役割です。
下地は均一にのばすのではなく、一番明るく見せたい、目元や口元のくぼみなどのくすんだ部分に「点置き」してから外側にのばします。フェイスラインは薄く塗ってください。
仕上げのリキッドファンデーションは、色ムラを整える程度に、軽く0.5プッシュするだけで十分です。
薬用美白美容液ノアージュブランキアホワイトリキッドM15
通常価格 7,333円(税込)
内容量 15g
チークで血色感と立体感を出し、さらに若々しい印象を生み出します。
大人女性の肌色に自然になじむチークの色は、少しくすみのあるコーラル系です。
また、ツヤ感の出るクリームタイプのチークがおすすめです。
チークの色選びをする際は、必ず自分の肌にのせて、肌になじむ色かどうか確認をしましょう。
リップとチークの色味を合わせることで、より品よく仕上がります。
※写真はあくまでイメージです。
バサッとおろしたロングヘアの、マンネリ感も気になっています。
【1】髪にツヤが出ず、ロングヘアが美しく決まらない
【2】髪型や洋服がいつも同じ雰囲気で、マンネリな印象になってしまう
【3】ほうれい線など口周りの老け感が気になる
これらのお悩みに対する、プロの提案内容をチェックしていきましょう。
生活感を感じさせる、ダメージによってパサついて広がってしまう髪は、ブローでキューティクルを整え、髪一本一本にツヤを宿らせます。
髪の「ツヤ感」は想像以上に若見え感に大きく影響します。
ツヤ髪をつくるポイントは、以下の2点です。
●スタイリングに髪の美容液を活用する
●丁寧にブローしてツヤを出す
キューティクル表面をなめらかに整えるブローのテクニックがあれば、手ぐしでも十分美しいツヤ髪が叶えられます。
髪のツヤ出しに必須なのが、髪の美容液です。
髪にうるおいを与えながら、ブローの熱から髪を守ってくれます。
髪のボリュームをつぶさないよう、トップにはつけず、傷んだ毛先を中心につけるのがコツです。
ブロー後の仕上げにも美容液をつけて、さらにツヤ感をアップさせましょう。
洗い流さない髪の美容液PF ヘアクリーミィエッセンス
通常価格 5,500円(税込)
内容量 150ml
まずは「髪の根元を立ち上げるように」、次に「立ち上がった根元をつぶさないよう髪を持ち上げて、ピンと引っ張りながら」ブローをしていきます。
このとき、クセやうねりが強い人は、髪を湿らせてからブローをするのがポイントです。
さらにドライヤーの温風を毛流れに沿って、うろこ状のキューティクルを寝かせるイメージであてていきます。
手のひらに毛先を丸めてのせてブローするだけで、くるんとニュアンスのある毛先になります。
最後は冷風をあてて、キューティクルを引き締めてください。
手ぐしのみのブローでパサついた髪にツヤが蘇り、一気に若々しく変身しました。ロングヘアも美しく決まります。
※写真はあくまでイメージです。
普段、スカートよりも楽なパンツを選んでしまい、ファッションがマンネリ気味だと感じる場合は、膝が隠せるロング丈のスカートを選びましょう。
明るい綺麗な色のスカートを選べば、さらに思い切ったイメージチェンジが可能です。
顔立ちが華やかな方は、原色系のビビットな色、あっさり顔の方はパステル系の柔らかなキレイ色も、それぞれの美しさを際立たせてくれるでしょう。
また、マニッシュな紐靴ローファーを合わせることで、かしこまらずカジュアルな印象になります。
コーディネートのマンネリを解消したい方は、バッグなどの小物も、いつもは選ばない明るい色のものを選択することをおすすめします。
※写真はあくまでイメージです。
顔立ちがハッキリしているために、ほうれい線やマリオネットラインなどが深く刻まれやすいことがお悩み。
ほうれい線は鼻から口元の両脇にかけて伸びるシワ、マリオネットラインは唇の両脇からあごに向かって伸びるシワを指します。
プロが提案する、気になる部分をカバーできるメイクのコツをご紹介します。
ハッキリした顔立ちの方は、口周りのシワが深く大きく見える傾向があります。
ほうれい線の深さは、隠し「上昇ライン」でカバーしましょう。
ほうれい線のカバーには、自分の肌色よりワントーン明るいコンシーラーを使うことがポイントです。
ファンデーションを塗った後、コンシーラーで猫のヒゲのように、3センチ程度の3本の上昇ラインを入れましょう。
薬指かスポンジで上に向かってなじませ、パウダーでおさえてください。
上昇ラインを入れる際は、シワに対して垂直に入れるように意識します。
ほうれい線に沿ってコンシーラーを塗ると、かえってシワを目立たせてしまうため注意してください。
仕上げにほうれい線、マリオネットラインの起点にハイライトをのせることで、それぞれがさらに目立ちにくくなります。
チークは、軽く笑った時に高くなる頬骨の上部分から、耳の方へ向かって伸ばすイメージで入れましょう。
ほうれい線の近くにチークを入れると、逆にシワを目立たせてしまいます。そのため、ほうれい線から指1本分以上離して入れます。
「髪の分け目が目立ってきた」「髪がパサついて見える」といった大人女性特有の髪の悩みは、プロに相談することで、解決法を見つけられるでしょう。
くすみやほうれい線、マリオネットラインなどの年齢を重ねることで抱えがちなお顔のお悩みも、シニアメイクのプロの手にかかれば、最小限のメイクで解消できます。
「えがお美容室」はヘアはもちろん、メイクやファッションに至るまで、50代からの女性のお悩みをカバーしつつ、自分らしい美しさを引き出す技術に定評があります。
新しい自分に出会いたいとお考えの方は、ぜひお気軽に「えがお美容室」にお問い合わせください。