ステキなヒント
三脚を選ぶ際のポイントとは?
今年の秋は何かとイベントの多い季節。
皆さんも自分のカメラで撮影をする機会も増えて来てませんか?
でも、せっかく最新式のミラーレス一眼レフを購入して撮影しているのに、何か写真がボヤけている様な事ありませんか…?
カメラ任せのオートフォーカスでしっかりピントを合わせたはずなのに…
その原因って…実はフォーカス調整のピントの甘さではなく
ブレ なのかも知れません。
いくらしっかりと脇を締めて、手持ちのカメラを固定してもカメラはやはり微妙に動いてます。
そんな時に以外と活躍するのが
三脚です。
そこで今回はミラーレス一眼レフ用の三脚で選ぶ際のポイントやお勧めのメーカーなどを紹介して行きたいと思います。
【三脚を選ぶ際のポイント】
三脚も各種メーカーより様々な機種が販売されております。
しかし、こんなに多いと何を基準にしていいのか迷ってしまいますよね?
そんな時は‥
迷ったらまず1番最初は重さを基準にしてみて下さい。
ミラーレス一眼レフは本体とレンズを合わせると結構な重量があります。
ミラーレス一眼レフを支える三脚は、カメラ本体・レンズ・その他の付属機器合わせた重量をしっかりと支えられないといけません。
ですので、まずは三脚の耐荷重とパイプ径をチェックしてみましょう!
耐荷重は三脚が支えられる重量です。
しかし、カメラ本体・レンズ・その他機器と合わせた重量は判断しにくく、耐荷重はあまり参考にならない場合もあります。
そこで判断基準として重要になるのがパイプ径です。(パイプ径とは三脚の太さの事)
パイプ径が太いほど安定感が増しますが、その分重くなります。
重くなると機動性が悪くなってしまいますので細すぎず、重すぎず、バランスの良い
パイプ径の太さ 25mm! がお勧めです。
安定感と重量のバランスが最も取れている太さなので、この数値を目安に判断してみましょう。
【素材の種類】
ミラーレス一眼レフ用三脚で使用している主な素材は、アルミとカーボンの2種類です。
トータル的な使いやすさを求める場合、カーボンが比較的良いかと思います。
カーボンは非常に軽量でありながら振動に強いため、安定感の高さがあります!
しかし、カーボン製三脚はアルミと比較して値段が高価になってしまいます。
でも良い写真を撮影する為には、長い目で見ると間違い無い洗濯かも知れませんね。
一方、アルミ製三脚はリーズナブルな価格がメリットです。
しかし現在はリーズナブルなカーボン三脚が増えているため、アルミ三脚の需要はやや下がっています。
【段数】
一眼レフ用三脚は複数のパイプから構成されているため、伸縮が可能です。
1本の脚を構成するパイプの数を段数といい、3段又は4段の三脚が多く展開されています。
安定性を重視する場合は、3段の三脚がおすすめです。
段数が少ない分最下部の脚が太く、重い重量を安定して支えられます。
4段の三脚は安定性では劣りますが、1段の長さが短くコンパクトに収納できます。
段数は安定性と収納のどちらを重視するかで選んでみましょう。
【雲台】
三脚とカメラを取り付ける部分を雲台といいます。
聞き慣れない名前の部品ですが、カメラを直接固定する重要なパーツなので慎重に選びましょう。
雲台は大きくわけて、3WAYと自由雲台の2種類があります。
撮影する内容に合せて最適な方を選びましょう。
○3WAY雲台
3WAYは、固定した一眼レフカメラを上下・左右・斜めの3方向に個別に調節できる雲台です。
一般的な三脚はこのタイプになります。
1つの方向に対して微調整ができるので、画面整理が容易にできます。
風景写真や物撮りといった構図を追い込む撮影に適していますね。
○自由雲台
自由雲台はボールジョイントによってカメラの角度を自由に動かせるため、被写体の方向へカメラを瞬時に向けられます。
調整ネジが1つなのでセッティングが容易にでき、収納性にも優れています。
カメラの角度を自由に動かせる点は動きの速い被写体を追う場合に便利ですが、少しずつ微調整を行う風景写真や商品撮影といった構図をしっかりと決めていく撮影には不向きかも知れません。
長時間のスポーツ撮影や運動会などで三脚を使う際はお勧めです。
【各メーカーからのお勧め】
まずは昔からの定番の三脚といえば、
ハスキー「セミショート4段ヘッド一体型#1007」です!
世界中で使われている人気のカメラ三脚です。
無骨なデザインで古いタイプの三脚ですが、構造がシンプル&頑丈な作りで、多くのプロカメラマンが愛用しています。
誰が触っても分かりやすい。
それが一番の使いやすさの理由です!
難点はアルミのため重量があり機動性に少し欠けてしまうのが惜しいところですね。
次のお勧めは、
Manfrotto プロ三脚 190シリーズ アルミ 4段 + RC2付3Way雲台キット MK190XPRO4-3Wです!
えがお写真館でも使用している機動性抜群の三脚です。
高さもそれなりに確保できて、上げ下げのロック解除がレバー式なので力も入れずスピーディーに動かせるのがお勧めの理由です。
さらにお勧めは
ジッツオ「マウンテニア三脚GT3532+雲台GHF3Wキット」
堅牢性と軽さを求めるならコチラ。
プロカメラマンの世界では三脚界のLeicaといったところでしょうか。
値段は他のカメラ三脚よりも1桁上ですが、その分作りは頑丈。脚の固定はナットロック式を採用し、固定部を回転させると簡単に伸縮できます。
クオリティの高さとデザインのよさはさすがジッツォ!
プロのカメラマンにも人気です。
【まとめ】
この様に各メーカーから色々な三脚が出ておりますが、一体何を一番重要視するのか、、
デザイン? 機動性? クオリティー?
メーカーによって長所短所がありますので、実際に必ず店頭で触ってみて選んでみて下さい!
つちや・ようすけ 都内広告撮影スタジオ勤務後、日本広告界を代表する写真家上田義彦氏の元で年間の修行期間を経て、2018年よりえがお写真館に所属。現在店長を務める。その微細な光を駆使したライティングとフィルム時代から養ってきた撮影、プリント技術を駆使した写真には定評がある。