ステキなヒント
40. 体型別バッグの適正バランス
私に似合うバッグの大きさや形は?
スタイリングの決め手となるバッグですが、何を持てばいいのか悩みの種になりやすいもの。
全体のシルエットやバランス、色味に合わせてバッグを選ぶと思いますが、実は身長や体型のバランスによってもスタイルがよく見えるサイズやバランスが存在します。
そこで今回は身長や体型別に合わせたバッグの持ち方について書いていきたいと思います。
アンダー160cm
身長が160cm以下の小柄な方は、バッグを持つ位置が重要になります。
ショルダーバッグの場合は、できるだけ高い位置にベルトを調整して腰よりも高い位置で持つと、目線が上に上がり背が高く見えます。
クラッチバッグなど手元で持つタイプのものも重心が下がらないためスタイルがよく見えます。
逆に苦手なのは大きめのトートバッグなど下半身に重心が下がってしまうバッグです。
大きめのバッグを持つ必要がある場合は、できるだけ肩に掛けられる長さのショルダーがついた物を選びましょう。縦長のものよりも横に広がるタイプのもの、そして暗い色よりも明るい色の方がバランスが取れるのでお勧めです。
オーバー160cm
身長の高い方はバッグの大きさがポイントになります。
相対的に身体の大きさが小柄な方に比べて大きくなるため、バッグが小さいとなんとなくゴツく見えてしまいます。
そのため小ぶりのバッグよりもある程度大きさのある物の方が、身体とのバランスが良くスタイルが良く見えます。
ショルダーバッグやクラッチバッグの場合は30cm前後のものを選ぶと失敗しません。
ショルダーを長くしても重心が低くなりづらく、むしろ縦のラインを強調してくれるので、ロングショルダータイプのものも上手に持てるでしょう。
ショルダーの長さが変えられるバッグはとても便利
身体が華奢な方
細く華奢な身体の場合は、その特徴を生かし繊細でデリケートな雰囲気のものが良く似合います。
大きいよりも小さめ、硬めより柔らかい素材を選びましょう。
レザーであればカーフスキンなどの滑らかな表情で、色は優しい雰囲気のあるキャメルやオフホワイトが素晴らしく似合います。
そのほかにもチュールなど透け感のあるもの、ビーズ刺繍やレースの装飾、秋冬はファーのバッグなども得意とします。
カーヴィーボディの方
迫力のあるメリハリのついた身体に負けない強さがバッグにも必要です。
素材そのものの良さが伝わってくるような帆布やリネン、厚みのあるレザーなど重厚感があるバッグが良く似合います。
カーヴィーボディの方は、上半身にボリュームが出やすい特徴があるため腰よりも下で持つバッグがお勧めです。
ショルダーバッグは肩に掛けるよりも手首に引っ掛けるようにして手元で持つと綺麗なバランスになります。
大きめのトートバッグを選ぶ際は、持ち手のハンドルが短いものにすると重心が下になりすぎることを防いでくれます。
ジョニー・カワサキ
顧客のワードローブに魅力を高めるアイテムを足すことを得意としているファッションスタイリスト。20年以上におよぶ外資系アパレル勤務で培われた知識とセンスをもとにしたアドバイスには定評がある。