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2023年11月02日2024年01月11日
えがお写真館

自宅で簡単、証明写真の撮り方

  えがお写真館 土谷陽介  

 




最近はカメラの性能も格段に上がり気軽にプロ顔負けの写真をご自身で撮影されている方も多いかと思います。


自分のプロフィール写真や証明写真など、以前だったら街の写真館にわざわざ撮影しに行っていた事を、今では自宅で撮影してプリントまで行ってしまう方も少なくはないでしょうか?




ただ、いくらカメラの性能が上がっているからと言って使い方を間違えてしまっては良い写真は撮れません。


えがお写真館ではしっかりと被写体に合わせてストロボ機材を使ってライティングを行います。




この技術をやってみようとしても、機材を用意するだけでとんでもない金額になってしまうので結果、地元の写真館で撮影した方が、クオリティ面でも金額も満足されるかと思います。


では、出来るだけコスト面やクオリティ面で少しでも写真館レベルでの撮影に近づける方法を今回は特別にお伝え致します!




【自宅で簡単、証明写真の撮り方】


今回はマイナンバーカードの申請やパスポート申請、免許証の更新時に必要な証明写真の撮影をご自身のお部屋で撮影してみましょう!


最近は、スマートフォンのカメラ機能の質が向上し、証明写真として十分に使える写真の撮影が可能です。


しかし、どのようにすれば自分で綺麗に撮れるのでしょうか?




【背景が明るい場所を選ぶ】


まず最初に撮影する場所を選びましょう。




お顔を明るく写したいので光が入る窓の側に椅子を用意して下さい。

 

白い壁に一つの椅子①




ただし直射日光が当たる場所はNGです。




直射が当たると明るいですが、その分影が濃くでてしまうので、お顔のシワが強調されてしまいます。

 

白い壁に一つの椅子②




もしレースのカーテンが窓についていれば1枚遮光して明るさを抑えてみて下さい。




光もふんわりして効果的ですので一度試して下さい。




明るく映すためには、白色の背景にするのがおすすめです。




白い壁などがない場合は、大きめの無地の紙を背景になる壁に貼りつけておきましょう。




【カメラのセッティング】


ではカメラのセッティングについてです。


デジカメを使う方は三脚の使用をお勧めします!




三脚の無い方、又、スマホで撮影される方は上下動作が可能なテーブルをご用意下さい。




スマホの場合はスマホスタンドや自撮り棒など簡単で安い物が百均ショップで手に入るのであると便利です。


各証明写真サイズのサイズを確認し、そのイメージサイズに合わせて画角を調整して下さい。

 

証明写真のサイズを表したもの




被写体までの距離は近過ぎず、遠すぎず、およそ1m程にすると良いでしょう。




被写体の前にテーブルを置きそこにカメラを置いて下さい。




もし白い紙や布などがあればテーブルの下に引くとレフ板効果があり、お顔が少し明るくなるのでお勧めです!


白いテーブルがあれば便利ですね。

 

白い壁・白い椅子・白いテーブルの写真




1m程に固定したら、そこからはズーム機能で細かい画角調整を行って下さい。




背筋を伸ばした際に、上半身より上が写る高さになるようにしましょう。




撮影するアングルは縦位置で撮影が良いかと思います。




あとで仕上げの際、大変楽になります!




肩を不自然に上げすぎないよう背筋を伸ばして、綺麗な姿勢を維持しましょう。




表情は、口角を上げて穏やかな笑顔を意識し、歯を見せないように注意してください。




カメラやスマホにはセルフタイマー機能がついてますので、アングルが決まったら身だしなみを整えてシャッターを押して下さい。


女性の証明写真




自分で写真を撮影できたら印刷をしましょう。




家庭用のプリンターでも印刷はできますが、コンビニのマルチコピーなどによる印刷のほうが比較的綺麗に印刷できておすすめです。


コンビニのマルチコピー機によっては、自分で撮影した写真の背景を証明写真用に変更することも可能です。




【まとめ】


このようにご自宅で工夫次第で証明写真を撮影する事も出来ますので是非一度チャレンジしてみて下さい。

 


 

 

つちや・ようすけ 都内広告撮影スタジオ勤務後、日本広告界を代表する写真家上田義彦氏の元で年間の修行期間を経て、2018年よりえがお写真館に所属。現在店長を務める。その微細な光を駆使したライティングとフィルム時代から養ってきた撮影、プリント技術を駆使した写真には定評がある。

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