ステキなヒント
10. おじさん化しないように気をつけて
おじさんみたいに見えてしまう女性を街中で見かけたことはありませんか?
髪をショートに切り、スカートを選ぶことがなくなり、地味な色の洋服と歩きやすいウォーキングシューズ。
ホルモンのバランスが変化する中でおばさん化を通り越しておじさん化してしまう理由は実に明快です。
若さによる性差は如実に現れますが、ある程度年齢を重ねたら自分で作っていかないと女性性の魅力は失われていってしまうのです。
女性として、魅力的に映るためには?
人は誰しも男性らしさと女性らしさが共存しています。女性らしさは他人が決めることではありませんし、自分らしくいられることが一番いいことです。
しかしながら、どういった自分になりたいのか。また、どのようにみられていたいか。自分自身の身体の特性を生かして魅力的に映るにはどうすれば良いのかを考慮してみましょう。
自分のなりたい女性らしさを生かすためには以下のようなポイントを意識することが重要です。
艶のある髪、細い首筋とうなじ、柔らかくキメの整った肌、血色の良いメイク、しなやかな手首や足首
こういった女性の身体ならではの部分をしっかりと出していくことで、より美しさを演出することができます。
例えばシャツとデニムの着こなしでは、そのまま普通に着るとユニセックスなアイテムなのでどうしても性差が出にくいため、おじさんっぽくなりがちです。
そこで、ヘアは首筋やうなじが出るようにタイトにまとめて耳元にイヤリングをつける。
たったそれだけでもフェミニンな雰囲気に変化します。
また、女性の身体を感じさせる細い場所(首、手首、足首)を全体のバランスを見ながら少し見せてみましょう。シャツのボタンは2つくらい開けて、デコルテを見せるだけでグッと女性らしく見えるはずです。
シャツの前が開きすぎるなと感じるようであれば背中側を少し引っ張り調整します。
これを<抜き襟>と呼びますが、こなれて見える上に女っぽさも出る着方なのでぜひマスターしましょう。
※抜き襟:シャツのボタンをいつもより多めに開け、背面を引っ張りうなじを見せる着こなし方 のこと。着物や浴衣でみられる着こなしアレンジ
女性らしく見せるとはどういうことなのでしょうか。
どういったアイテムを選べばおじさんにならない?
まず気をつけるべきはユニセックスなアイテムです。どちらの性別でも着ることができるアイテムは洋服そのものの上質さが鍵となります。
安価なものは、素材のざらつきが無骨な印象を与えるため、質の良い滑らかな生地で作られたものを選ぶと良いでしょう。
地味な色ではなく、花の色のような綺麗で明るい色を選ぶだけでも大きく変化します。
ブラウスやスカートなどのフェミニンな雰囲気を醸し出す面積の大きなものは一発投入で女性らしさを作り上げることができますが、苦手な方もいると思います。
そこでおすすめしたいのは耳元のイヤリングです。
一粒のバロックパールや、シンプルなフープはどなたでも付けやすく洋服にも馴染みます。
ネックレスは素敵ですが、ともすればおばさんっぽく写ってしまう可能性を秘めたアイテム。特に年齢を重ねられた女性のコスチュームジュエリーは、モードにつけることをかなり意識しないと老けて見えてしまいます。
またブレスレットも効果がありますが、顔に近い位置に華やかなものがある方が格段に女性らしさを演出することができます。
女性らしさを味方につけて、もうおじさんみたいなんて言わせないようにしましょう!
ジョニー・カワサキ
顧客のワードローブに魅力を高めるアイテムを足すことを得意としているファッションスタイリスト。20年以上におよぶ外資系アパレル勤務で培われた知識とセンスをもとにしたアドバイスには定評がある。