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2025年08月15日2025年08月15日
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50代垢抜けメイク術|眉・チーク・リップの黄金バランス

「なんだか垢抜けない」「メイクが決まらない」そんな悩みを抱える50代女性は多いのではないでしょうか。年齢を重ねると肌質や顔立ちが変化し、今までのメイク方法では物足りなさを感じることもあります。 

しかし、眉・チーク・リップの3つのポイントを押さえるだけで、50代でも驚くほど垢抜けた印象に変身できるんです。重要なのは「やりすぎない引き算メイク」と「血色感」、そして「パーツのバランス」。今回は、プロが実践する50代のための垢抜けメイク術を詳しくご紹介します。

 

50代が垢抜けるメイクの基本ルール

50代のメイクで最も大切なのは、年齢に抗うのではなく、今の自分の美しさを最大限に引き出すことです。無理に若作りをするのではなく、上品で洗練された印象を目指すことで、本当の意味での「垢抜け」を実現できます。

 

50代のメイクの仕方は「引き算」と「ツヤ感」がカギ

50代のメイクは「足し算」より「引き算」が重要です。若い頃のように色を重ねるのではなく、必要な部分にだけ適度に色を載せることで、洗練された印象を作り出せます。

 

特に注目したいのが「ツヤ感」です。年齢とともに失われがちな肌の輝きを、メイクで補うことで若々しい印象を演出できます。マットすぎる仕上がりは老けて見える原因になるため、頬骨の高い部分やTゾーンに軽くハイライトを入れて、自然な立体感を作りましょう。

 

ファンデーションも厚塗りは禁物。薄く均一に伸ばし、コンシーラーでピンポイントにカバーする方が、肌が美しく見えます。「完璧に隠す」より「自然に整える」という意識を持つことが大切です。

 

若く見えるメイクのポイントは”血色感”と”立体感”

若々しい印象を作る最大のポイントは「血色感」です。年齢とともに血色が悪く見えがちな50代の肌には、チークとリップで自然な血色感をプラスすることが欠かせません。

 

ただし、派手な色は逆効果。肌なじみの良いピンクやコーラル系の色を選び、薄く重ねることで自然な血色感を演出しましょう。特にチークは、笑った時に一番高くなる頬の部分にふんわりと入れることで、リフトアップ効果も期待できます。

 

「立体感」も重要な要素です。年齢とともに平坦に見えがちな顔に、ハイライトとシェーディングで陰影をつけることで、若々しい立体感を取り戻せます。ただし、やりすぎは禁物。鼻筋、頬骨、あご先に軽くハイライトを入れる程度で十分です。

 

50代メイクは「パーツごとのバランス」が重要!

50代のメイクで失敗しがちなのが、一つのパーツだけに力を入れすぎることです。眉だけ濃い、リップだけ鮮やか、といったアンバランスなメイクは、かえって老けて見える原因になります。

 

大切なのは全体のバランスです。眉を濃くするなら他のパーツは控えめに、リップを主役にするなら眉とチークは自然に仕上げるなど、メリハリをつけることで洗練された印象を作れます。

 

特に50代では、「どこか一つを主役にして、他は脇役にする」という考え方が効果的です。今日は眉を主役に、明日はリップを主役に、というように変化をつけることで、マンネリ化を防ぎながら印象をコントロールできます。

 

 

【眉メイク】50代の垢抜けメイクの第一歩

顔の印象を左右する最重要パーツ、それが眉毛です。眉一つで顔全体の印象が劇的に変わるため、50代の垢抜けメイクは眉から始めることをおすすめします。年齢とともに薄くなりがちな眉毛も、正しい描き方とアイテム選びで美しく仕上がります。

 

50代の眉毛は「太さ」と「ふんわり感」で若見え

50代の眉毛で重要なのは「太さ」と「ふんわり感」です。細すぎる眉は老けて見える原因になるため、適度な太さを保つことが大切です。目安としては、目を正面から見た時に、眉の太さが目の縦幅の3分の2程度になるのが理想的です。

 

また、きっちりと描きすぎた眉よりも、毛流れを活かした「ふんわり感」のある眉の方が若々しく見えます。眉頭は薄く、眉尻に向かって少しずつ濃くなるようにグラデーションを作ることで、自然で立体感のある眉に仕上がります。

 

眉の形は、あまり眉山を意識せず、黒目の上が中心になるようにポイントをおきます。、眉尻は小鼻と目尻を結んだ線の延長上に来るようにすると、顔全体のバランスが良く見えます。目との距離が開きすぎないよう、アーチは作りすぎないようにしましょう。

 

垢抜ける眉の描き方をプロが解説【50代向けメイクレッスン】

プロが実践する50代向けの眉の描き方をステップごとに解説します。

 

1.スクリューブラシで毛流れを整える

眉頭から眉山に向かって上向きに、眉山から眉尻は下向きに流すのがポイントです。

 

2.アイブロウペンシルで眉の輪郭を軽く描く

この時、1本の線で描くのではなく、短いストロークで毛を1本1本描き足すような感覚で行うと自然に仕上がります。眉頭は特に薄く、存在感を抑えることが重要です。

 

3.アイブロウパウダーで全体をふんわりと埋めていく

明るい色から暗い色へとグラデーションを作ることで、立体感のある眉に仕上がります。

 

4.最後に、眉マスカラで毛流れを整えながら色を定着させる

仕上げに、眉頭の下とアーチの下にハイライトを軽く入れると、眉がより立体的に見え、目元全体がパッと明るい印象になります。

 

プチプラで叶うものもあります!50代におすすめの眉アイテム3選

ケイトデザイニングアイブロウ3D

UR GLAM スリム スケッチ アイブロウペンシル

エレガンス アイブロウスリム

 

【チークメイク】50代に似合う色と入れ方

50代の垢抜けメイクで欠かせないのが、チークとリップの色選びです。年齢とともに変化する肌色に合わせて、最適なカラーを選ぶことで、自然で上品な血色感を演出できます。派手すぎず地味すぎない、絶妙なバランスが50代メイクの成功の鍵です。

 

チークは”ベージュピンク”、”ブラウンピンク”が50代の肌になじむ

50代の肌に最も似合うチークカラーは「ピンク」です。鮮やかすぎるピンクは浮いて見えがちですが、少しベージュがかったピンクや茶色味のあるピンクなら、大人の肌に自然になじみます。

 

特におすすめなのは、肌なじみの良いベージュピンク。これらの色は、50代の肌の黄みやくすみを美しくカバーしながら、上品な血色感をプラスしてくれます。ほほを引き締めたい方はブラウン系ピンク、チークをふっくらさせて見せたい方はベージュピンクを選ぶと良いでしょう。色で選ぶわけではなくお悩みに合わせて色を選びます。

 

チークの入れ方も重要です。笑った時に一番高くなる頬の部分から、こめかみに向かって薄くぼかしながら入れることで、リフトアップ効果が期待できます。ブラシは大きめのものを使い、一度にたくさんつけるのではなく、薄く重ねることがポイントです。

 

 

【リップメイク】50代の垢抜けリップ術

リップは「血色+ツヤ感」で若く見える!50代向け色選びのコツ

 

50代のリップメイクで重要なのは「血色感」と「ツヤ感」の両立です。マットすぎるリップは唇の縦じわを目立たせ、老けた印象を与えがちです。適度なツヤ感のあるリップ(セミマット)を選ぶことで、ふっくらとした若々しい唇を演出できます。

 

色選びでは、自分の唇の色に近いトーンを選ぶのがコツです。元の唇の色より少し濃いめの色を選ぶことで、自然な血色感をプラスできます。おすすめは、コーラルオレンジ、ローズベージュ、ブラウンピンクなどの肌なじみの良い色です。

 

 

リップライナーを使って輪郭を整えることも大切です。年齢とともにぼやけがちな唇の輪郭を、自然に補正することで、より美しい唇の形を作れます。ライナーの色は、リップより少し暗めの色を選ぶと自然に仕上がります。

 

プチプラで叶うものもあります!50代垢抜けアイテム

ケイト リップモンスター

rom&nd(ロムアンド) ジューシーラスティングティント 08 アップルブラウン

NARS アフターグローディキッドブラッシュ

 

50代・60代に似合うアイシャドウの色と塗り方

目元は年齢が最も現れやすい部分だからこそ、アイシャドウ選びは慎重に行いたいもの。50代・60代の肌に似合う色選びと、目元を美しく見せる塗り方のテクニックをマスターすることで、若々しく印象的な目元を作ることができます。

 

目元のくすみを飛ばすカラーとは?

50代・60代の目元に多い悩みが「くすみ」です。まぶたのくすみを美しくカバーし、明るい印象を作るには、イエローベースやピンクベースのライトカラーがおすすめです。

 

くぼみや影が目立つ目元に特に効果的なのが、シャンパンゴールドやライトベージュ、薄いピンクベージュなどの明るめの色。これらの色をアイホール全体に薄く塗ることで、くすみを飛ばし、目元をパッと明るく見せることができます。

 

たるみが目立つ目元には、ブラウン系の引き締めカラーをお勧めします。なぜならば、たるみによって平面的になってしまったまぶたに立体感を演出するからです。

 

パール感の強いものやラメが大きすぎるものはたるみや、目元の凸凹を悪目立ちさせてしまうことがあるため出来ればマットタイプか、繊細なパール感のあるアイシャドウパウダーをおすすめします。

 

こちらから見て、右がくぼみや影が目立つ目元向けの、ハイライトカラー
左がたるみが目立つ目元向けの、ブラウン系の引き締めカラー
目元に合わせて使い分けましょう。

 

ナチュラルだけど華やかに見える!大人のアイシャドウテク

50代・60代のアイシャドウは、ナチュラルでありながら華やかさも感じられる仕上がりを目指します。基本となるのは、シンプルな2色使いのグラデーション技法です。

 

まず、一番明るい色(ハイライトカラー)をアイホール全体と涙袋に塗ります。次に一番濃い色(シェードカラー)を目のキワに細く入れます。

 

重要なのは、境界線をしっかりとぼかすこと。指やブラシを使って、色の境目がわからないくらい自然にぼかすことで、上品なグラデーションが完成します。また、下まぶたにも明るいハイライトカラーを入れることで、目元全体に統一感が生まれます。

 

50代60代が垢抜けるアイメイクのポイント

50代・60代のアイメイクで垢抜けるポイントは、「引き算の美学」です。若い頃のように色をたくさん使うのではなく、厳選した色を効果的に使うことが大切です。

 

アイラインは太く濃く引くのではなく、まつ毛の間を埋めるように細く入れるだけで十分。目尻は少し長めに引いて、目の横幅を強調することで、若々しい印象を作れます。

 

マスカラは、ボリュームよりもセパレート感を重視しましょう。まつ毛を1本1本しっかりと分けて、自然な長さとカールを強調することで、上品で洗練された目元に仕上がります。ビューラーを使って根元からしっかりとカールを作ることも忘れずに。

 

垢抜けメイクレッスン!50代でも「今っぽい顔」になれるステップとは

50代でも「今っぽい」垢抜けた印象を作るには、正しい順序とバランスが重要です。一つ一つのステップを丁寧に行うことで、プロ級の仕上がりを実現できます。特に大切なのは、ベースメイクの完成度と、各パーツのバランス調整です。

 

まず見直すべきはベースメイク!肌づくりが垢抜けの土台

垢抜けメイクの成功は、ベースメイクで8割決まると言っても過言ではありません。50代の肌は、完璧に隠すよりも「自然に整える」ことを意識しましょう。

 

まず、スキンケアでしっかりと保湿を行います。乾燥した肌にメイクをしても美しく仕上がりません。化粧水、美容液、乳液で肌を整えた後、化粧下地を薄く均一に塗ります。

 

ファンデーションは、リキッドタイプがおすすめ。パウダータイプよりもツヤ感があり、50代の肌を美しく見せてくれます。薄く伸ばして、足りない部分だけ重ね塗りすることがポイント。コンシーラーは、シミやクマなど気になる部分にピンポイントで使用し、周りの肌としっかりなじませます。

 

仕上げに、軽くフェイスパウダーを乗せて、崩れを防止します。ただし、つけすぎるとマットになりすぎるので、大きなブラシで薄く均一に乗せることが大切です。

 

眉・チーク・リップの順番とバランスを整えるだけで変わる

ベースメイクが完成したら、眉・チーク・リップの順番で仕上げていきます。まず眉から始めることで、顔全体の印象の方向性が決まります。前述の方法で、自然でふんわりとした眉を描きます。

 

次にアイメイクを施し、その後チークを入れます。チークは、笑った時に高くなる頬の部分に、斜め上に向かってぼかしながら入れることで、リフトアップ効果が得られます。色は、肌なじみの良いくすみピンクやコーラル系を選びましょう。

 

最後にリップメイクで完成です。リップライナーで輪郭を整えてから、リップカラーを塗ります。中央から外側に向かって塗り、最後に軽くティッシュオフして、自然な血色感に調整します。

 

重要なのは、全体のバランスを見ながら調整すること。一つのパーツが主役になるように、他のパーツは控えめに仕上げることで、洗練された垢抜け顔が完成します。

 

まとめ

50代の垢抜けメイクは、眉・チーク・リップの3つのポイントを押さえることで劇的に変わります。重要なのは「引き算の美学」を意識し、自然な血色感とツヤ感を大切にすること。そして、パーツごとのバランスを整えることです。ここを抑えるだけで小顔効果にも繋がります。

 

年齢を重ねるということは、決してマイナスではありません。50代だからこその上品さと美しさを活かし、自分らしい魅力を最大限に引き出すメイクを楽しんでください。プチプラアイテムでも、正しいテクニックを身につければ、プロ級の仕上がりが可能です。

 

毎日のメイク時間が、もっと楽しく充実したものになりますように。新しい自分との出会いを楽しみながら、50代ならではの美しさを存分に表現してくださいね。

 

▼ この記事を書いた人

メイクアップアーティスト鈴木みほ

鈴木 みほ(すずきみほ)

えがお写真館 メイクアップアーティスト

何よりも「お客様に喜んでいただけるように」という思いと「お客様の創造を超える」技術と時間にフォーカスしています。

 

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