ステキなヒント
【シニアメイクのプロが解説】シニアが輝く眉メイク方法
最近、今までしてきたメイクがしっくりこないと感じていませんか?
年齢に合ったメイクを覚えれば、自然な美しさを引き出すことが可能です。
そこで、シニアメイクのプロである船津有史から、「シニアが輝くスキンケア&メイク」のコツを解説してもらいます。
今回は、「綺麗な眉の描き方/眉メイク」をご紹介します。
船津は、「年齢を重ねることで目元が変化し、自分に合う眉の形が分からなくなる方は多いです。
形を作りすぎず、自分に合う眉を描くことがポイントです」と語ります。
「年齢を重ねるにつれ、今までの眉メイクがしっくりこなくなった」
「自己流の眉メイクを続けてきたが、これでよいのか自信が持てない」
という方は、ぜひ参考にしてみてください。
船津有史(ふなつ ゆうし)
都内及びニューヨークで美容師として活動。その後、雑誌・広告やアーティストなどのヘアメイクを経て、2017年に東京・巣鴨のシニア専門スタジオ「えがお写真館」にヘアメイクアップアーティストとして参画。2019年より、系列の「えがお美容室」にてディレクターも務めている。近著に『悩みがぶっ飛ぶ 50代からのヘア&メイク術(扶桑社)』がある。
1. 年齢に合った眉毛を描くポイント
年齢に合った美しい眉毛を描く際は、次の3つのポイントをおさえましょう。
【2】眉の美しいバランスを知る
【3】眉を描き始める前に一手間加える
各ポイントを解説していきます。
【1】正しい姿勢を意識する
眉を描く際は、正しい姿勢を意識することが大切です。
背筋を伸ばし、大きめの鏡を見て眉毛を描きましょう。
前かがみの姿勢で描く、あるいは小さな手鏡で片方の眉のみを見ながら描くといった方法は、左右アンバランスな眉になりやすいため避けてください。
【2】美しいバランスを知ること
眉の美しいバランスを知ることも、眉を描く際の重要なポイントです。
眉頭や眉山、眉尻の適切な位置は、それぞれ以下のとおりです。
【眉山】白目の端のあたり
【眉尻】小鼻と目尻の延長線上
上記の3つを結ぶように意識すると、バランスの良い眉が描けます。
【3】眉を描き始める前に一手間を加える
眉毛も髪の毛と同じ毛の集まりです。
よって、まず眉をスクリューブラシでとかし、毛並みを整えてから描きます。
このように一手間をかけることで、美しい眉に近づきます。
2. プロが教える眉毛の描き方
年齢に合った美しい眉毛を描くためのポイントをおさえたところで、ここからは具体的に、眉を描く手順をご紹介しましょう。
【1】アイブローパウダーの一番薄い色で両眉の眉頭から描く
両眉の眉頭から描いていきます。
左右均等な眉にするため、スタート地点を揃えることが大切です。
眉頭はアイブローパウダーを使うと、ふんわりと自然に描けます。眉頭が濃いと不自然な印象になるため、アイブローパウダーの一番薄い色で描くことがポイントです。
影を作るというイメージで薄く描きましょう。
【2】アイブロウパウダーの濃い方の色で眉を描いていく
眉頭が描けたら、アイブローパウダーの濃い方の色で、眉を描いていきます。
このとき、眉山と眉尻の位置を意識してください。
比較的眉毛の量が少ない眉尻寄りの場所は、アイブローパウダーを塗った上に、さらにグレーのアイブローペンシルで眉毛を埋めるように描いていきます。
反対側も同じように描いていきましょう。
年齢を重ねるにつれ、眉毛が薄くなってきたという悩みを抱えている方は多いです。
しかし、眉毛が薄くなった箇所もしっかりと埋めるように描くことで、薄い眉のお悩みが解消します。
最後にはみ出た眉毛をカットし、整えましょう。
眉毛を丁寧にバランスよく描くことで、顔が引き締まり、くっきりとした印象になります。
3. 眉を描くときに大切なのは自分の眉を知ること
眉を描くときに大切なのは、自分の眉を知ることです。
下がっているか上がっているかなど、自分の眉の形をよく見て描くと、失敗せずに描けるようになります。
少しのコツを意識することで綺麗な眉が作れるようになるため、今回の内容を参考に、ぜひ眉メイクを試してみてはいかがでしょうか。