ステキなヒント
【初心者でもできる! プロのような写真を撮るコツ 初期設定編】
こんにちは。えがお写真館の土谷です。
カメラ付き携帯やコンパクトデジカメの普及で皆さんも、日常の生活の中で写真を撮る機会も多いかと思います。
以前でしたら、お子様のご誕生、七五三、入学式や成人式、結婚式など、人生の節目で地元の写真館で家族が集まり撮影を行う機会があったかと思いますが、最近はデジタルカメラの技術の進歩が目覚ましく、自分のカメラでも自動設定で綺麗に撮れてしまうので、ご自身で撮影を行うのではないでしょうか。
そのような撮影の際、「あれ?こんなにブレちゃうの?」「何でこんなに暗くなっちゃうんだろう?」と、いった疑問が色々と出てくるかと思います。
そんな方に㊙️テクニックをお伝えします!!
まず今回はカメラの初期設定です。
1. 初めて写真を撮る時は「Pモード」がおすすめ
皆さん一眼レフでの撮影時、ほとんどのカメラに付いている「モード」を使用していると思いますが、どのモードを多く利用されていますでしょうか?
カメラには、目的別に使える4つの「モード」(P・A・S・M)がありますが、まずは「Pモード」がおすすめです!!
「Pモード」とは、「プログラムオート(Programmed Automatic)」設定のことです。
Pモードで撮影すると、カメラは完全オートで自動的に行われますので、どんな方でもある一定のクオリティーが確保出来るかと思います。
「あれ?見た目では暗く無いのに真っ暗だぞ。」
「ん?ちゃんと固定しているのに何でブレブレなんだ…」
このような時はおそらくカメラモードが「Mモード」になっている場合が多いです。
Mモード=「マニュアルモード」の為、明るさの調整などは自分自身で合わせる必要があります。
その為、何もしないで撮ってしまうと、前に暗くする設定に合わせたままの場合、「暗いまま」写ってしまいます。
そのような時はPモードに設定をしてあげると、明るさ(露出)をカメラが判断して、適正なシャッタースピードと絞り値でバランス良く設定をしてくれます。
急に現れたシャッターチャンスを逃さないよう撮影を行いたい場合はこの「Pモード」に普段から設定しておくと便利です!
2. 動きのある被写体を撮る時は「Sモード」がおすすめ
「Sモード(シャッタースピード優先オート)は、シャッタースピードを自分で設定して動きの速い被写体をピタッと止めて撮影したい時に使用します。
動きの早いお子様の表情や、庭を駆け回るワンちゃんをぶれない様に撮影したりする時はこちらがお勧めです。
シャッタースピードの数字が大きければ大きいほど、動きの早いものに対応します!
ただし、暗い場所などは苦手なモードです。
3. ボケ味を活かした「Aモード」!
「Aモード」は絞り値(F値)を自分で設定して、ボケ具合(被写界深度)をコントロールしながら撮影ができます。
シャッタースピードはカメラがオートで設定してくれますので安心です。
プロのように、ピントが合った被写体を浮かび上がらせたい!
美味しそうなお料理や綺麗なお花など、柔らかい雰囲気に撮りたい。
そんな時はこちらを使ってみて下さい。
必ず絞り値(f)の数字を小さくするのがコツです!
4.「Mモード(マニュアルモード)」はその名の通り全て自分で設定する必要があります。
プロは概ねこちらを使用しておりますが、被写体にあわせて毎回、絞りやシャッタースピード、感度をあわせなければいけないので、よほどのことがない限り初心者の方はこちらのモードを使用することはありません。
こだわりの車をマニュアルで運転したい!そのような目的がはっきりしている方のみにお勧めなモードです。
ある程度絞りとシャッタースピードと感度の設定を理解出来て来れば、モニターで撮った写真を見て明るさを調整しながら、その都度設定を少しづつ調整して試して下さい。
慣れてくれば微妙な自分好みの明るさや濃度に調整が出きて、より満足な絵作りが出来て撮影がもっと楽しくなって来るかも知れませんね!(逆もありますのでお気をつけて!)
この4つのモードをきちんと理解すれば、人物から風景、スポーツまで撮りたいもの全てを上手に撮影することができます。
まずはカメラを買ったばかりの初心者の方は「Pモード」にあわせて撮影を楽しんでみて下さい!
このモードを理解した上で、是非、お子さんの入学式や運動会のお写真、旅行先でのスナップや集合写真などを
自信をもって撮影してみてはいかがでしょうか!