ステキなヒント
50. コーディネートを新鮮にする色合わせ
寒い日々が続くと毎日のコーディネートが単調になってしまいがちです。
特にコートは他の洋服と比べて手持ちの枚数が少ないため、色合わせもいつも同じようなものになってしまうことが多いのではないでしょうか。
今回は新鮮に映る冬のカラーの組み合わせをお伝えしたいと思います。
ブルー × ベージュ
鮮やかなブルーはベージュと組み合わせることで優しい雰囲気になります。
ブルーのニットとベージュのパンツのコーディネートは一見難しそうに感じますが、合わせる靴やバッグを同じトーンのベージュに揃えると統一感が出るのでおすすめです。
デニムのインディゴもブルーと捉えれば、ベージュのセーターにデニムの組み合わせも素敵です。同系色のネイビーを靴とコートで取り入れれば全体の締め色になり、スタイリッシュな雰囲気に仕上がります。
レッド × グレー
ホリデーを彩るポインセチアのような青みがかったレッド、センリョウの実のように黄味がかったレッドなど、冬の赤い色は見る人を魅了する力があります。
派手に思ってしまい、なかなかうまく着ることができない方におすすめなのがグレーとの組み合わせです。
赤いコートやストールなど、その他に合わせるアイテムをグレーで合わせると大人っぽく都会的な色合わせになります。
グリーン × ライトグレー
昨今、トレンドの明度の高いグリーンをスタイリッシュに合わせるにはライトグレーと組み合わせてみましょう。
グリーンは寒色なので、ブルー系の色と合わせると全体にまとまりが出て合わせやすくなりますが、無彩色であるライトグレーとのコーディネートはグッとこなれて見えます。
同じ無彩色でも、ブラックやホワイトと組み合わせると色の印象が強く、派手に映ってしまうことがありますが、ライトグレーはその強さを和らげてエフォートレスな雰囲気に仕上げてくれます。
サックス × フューシャピンク
冬に着るサックスブルーは、合わせ方によっては少し寒々しくなってしまうことがあります。
本来、シーズンに合わせた色味というのは、その季節にある自然の色とマッチしていることが重要になってきます。
冬のクリアな空のような色には、暖炉に焚く火のような温かみのある色が調和します。
ウォームカラーの中でも少し変わり種のフューシャピンクと組み合わせると、サックスの持つ優しい雰囲気をフューシャピンクが引き締めて洗練された着こなしになります。
イエロー × ネイビー
スウェーデンの国旗のように、ユニークで品のある色の組み合わせとしておすすめなのがイエローとネイビーの組み合わせです。
活発で元気な印象を与えるイエローは、子供っぽくならないように着るには少し工夫が必要になります。
レモンイエローのような澄んだトーンの黄色は、重厚感のあるネイビーと組み合わせることで落ち着いた雰囲気の中にヒューモアを感じさせることができます。
イエローのトップスには、生地に重みのあるウールやツイードのようなものと合わせると全体のバランスが取りやすくおすすめです。
ジョニー・カワサキ
顧客のワードローブに魅力を高めるアイテムを足すことを得意としているファッションスタイリスト。20年以上におよぶ外資系アパレル勤務で培われた知識とセンスをもとにしたアドバイスには定評がある。