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2025年01月01日2024年12月31日
えがお写真館

1月8日は『遺影撮影の日』! 生前遺影撮影のススメ

終活と遺影写真の基礎知識

 

近年、「終活」という言葉が広く知られるようになり、財産整理や身の回りの整理、葬儀やお墓の準備など、人生の終わりを見据えた行動を始める方が増えてきました。
人生にはさまざまな節目があります。子育てが一段落したり、定年退職を迎えたりするタイミングで、これからの暮らしや老後を見つめ直す方も多いことでしょう。

 

遺影写真を準備することも終活のうちのひとつです。
遺影写真の準備は、自分の人生を整理し、家族に安心感を与えるための大切な一歩です。今回は、遺影写真に関する基本的な話をいたします。

遺影撮影を始めるべきタイミング

遺影撮影を始めるタイミングに明確な正解はありません。それぞれの状況や気持ちに応じて、自由に決めていただいて問題ありません。

 

大病をきっかけに遺影を準備する方や、家族の葬儀で写真がなく困った経験から考え始める方もいます。
また、写真がないからとりあえず撮影に来られる方や家族に勧められたから撮りに来られる方も少なくありません。
中には50代で撮影をされる方もいます。体力や判断力が十分あるうちに準備を整えることで、安心して老後を迎えられるというメリットがあります。
さらに、生前遺影を撮影することで、「自分をどのように記憶してほしいか」を考えるきっかけにもなります。自分らしい姿を写真に残しておくことは、家族にとっても大きな安心材料となるでしょう。

 

いずれの場合も、「遺影を撮影しよう」と思った時が、その方にとっての最適なタイミングといえるでしょう。

遺影写真を準備する際に知っておきたい基本

遺影写真は、葬儀で使われるだけでなく、家族が故人を偲ぶ際に長く目にする重要なものです。
そのため、納得のいく一枚を準備することが大切です。自然な表情や清潔感のある服装をした写真を心がけるといいでしょう。

 

最近は、一般の方でもプロ並みのハイスペックな機材を揃えることができるようになり、プロ顔負けの写真を撮ることができるようになりました。
しかし、遺影撮影は写真スタジオで撮影をすることがおすすめです。機材だけでなく、専門的な技術をもったカメラマンや写真を撮るのにふさわしいスタジオ環境が揃っているためです。

遺影写真が遺族に与える印象と重要性

遺影写真は、遺族にとって「その人らしさ」を感じられる大切な存在です。特に自然な笑顔やその人の個性が伝わる写真は、遺族に温かい記憶を届けます。遺影写真は、ただの一枚の写真ではなく、家族とのつながりを象徴する大切な存在なのです。
また、遺影写真の準備は、故人が生前に自身の意思を示した証としても重要です。「どんな写真を残したいか」を自分で決めることは、遺族に対する最後の思いやりともいえます。これにより、遺族が写真選びで悩む負担も軽減できます。

遺影写真の撮影準備と重要なポイント

 

遺影写真を撮影する際には、事前の準備が大切です。ここでは、具体的なポイントについてご紹介します。

遺影写真を撮る前に必要な準備とは?

遺影写真を撮影する前には、いくつかの準備が必要です。
まず、どのようなイメージの写真にしたいかを家族と話し合い、方向性を決めることが大切です。普段の自分らしい姿を残したいのか、フォーマルな印象にしたいのかを考えましょう。

 

次に、どこの写真スタジオで撮ってもらうかを決めましょう。お近くの写真スタジオでも結構ですし、納得のいく一枚のために遺影を専門で撮影している写真館まで足を伸ばすのも良いと思います。
落ち着いた雰囲気のスタジオを選ぶと、より自然な写真が撮影できます。

 

また、撮影当日に焦らないよう、撮影の数日前には美容院に行って髪を整えて、服装やメイク、小物などを事前に準備しておきましょう。写真はその人らしさを映し出すものですので、リラックスした状態で撮影に臨むことが大切です。

服装やメイクで気をつけるべきポイント

遺影写真で選ぶ服装やメイクは、清潔感と自然さが重要です。服装はシンプルで、派手すぎないものがおすすめです。男性ならダークスーツ、女性なら落ち着いた色味のブラウスやワンピースなどがよいでしょう。

 

ただし、自分らしさを尊重することも大切なので、趣味や個性が感じられるアクセサリーを取り入れても良いでしょう。柄物や派手な装飾は避け、落ち着いた色味で統一することで、全体のバランスが整います。

 

また、襟元がきれいに見えるデザインを選ぶと、写真に映る姿勢が良く見える効果があります。服装が写真全体の印象を決めるため、自分のイメージに合ったコーディネートを考えましょう。
メイクは、濃すぎずナチュラルな仕上がりをおすすめします。特に、肌の質感を整えるベースメイクが大切です。女性の場合、少しのチークやリップで血色をプラスすると、健康的で優しい印象になります。

写真撮影ではライトの当たり方も影響するため、普段より少し丁寧に仕上げることで、自然な美しさが引き立ちます。

 

ヘアメイクまでしてくれる写真スタジオでは、どのような髪型やメイクにしてほしいか事前に伝えておくことで一層自分のイメージに近い写真を撮ってもらえます。

自然な表情を引き出す方法とコツ

自然な表情を引き出すには、リラックスできる環境作りも重要です。
写真スタジオのカメラマンは日常的に多くの方を撮影しているので、カメラマンに笑顔を引き出すタイミングを任せると、よりリラックスした表情が撮れます。
緊張しやすい方は、ご家族や親しい方に一緒について来ていただき話しかけてもらったり、好きな音楽を流してもらうなど、自分に合った方法で和やかな雰囲気を作りましょう。

写真スタジオで撮影するメリット

遺影撮影_中面3

 

遺影写真を写真スタジオで撮ってもらうことで、仕上がりの質が大きく向上します。
カメラマンの技術や設備を活用することで、より美しく自然な写真が残せます。ここでは、写真スタジオで撮影をするメリットや撮影の流れについて解説します。

写真スタジオの撮影で得られる仕上がりの違い

写真スタジオの撮影では、仕上がりに大きな違いを生み出します。
まず、光の使い方や背景の選び方が素人とは異なります。遺影写真では、柔らかな自然光を活かした撮影が好まれますが、プロはそのバランスを的確に調整します。これにより、顔の陰影が美しく整い、肌のトーンが明るく見える効果があります。

 

さらに、被写体の魅力を引き出す技術を持っています。ポーズや表情の指導が的確で、自然体でいながらも魅力的な仕上がりに導いてくれます。
また、高品質な機材を使用するため、画像の解像度や色味が鮮やかで、長期保存にも適した写真が出来上がります。これらの要素が重なり、家族にとっても安心できる一枚となるのです。

写真スタジオでの撮影の流れとポイント

写真スタジオでの撮影は、事前準備から撮影後の確認まで、スムーズな流れで進められます。
まず、予約の際に撮影目的を伝えることで、遺影写真にふさわしい設定を整えてもらえます。当日は、受付後に簡単なカウンセリングを行い、希望するイメージについて相談します。ヘアメイクや貸衣装なども取り扱っている場合は、そちらについても併せて相談しましょう。

撮影前にはプロのヘアメイクサービスを利用することも可能です。自然な仕上がりのメイクを施し、服装のシワや乱れを整えてもらうことで、準備万端で撮影に臨めます。撮影では、カメラマンが適切なポーズや表情を提案しながら進めてくれるため、初めての方でも安心です。
撮影後は写真を確認し、気に入った一枚を選べます。スタジオによっては、修正や加工も依頼できるため、より理想に近い仕上がりを実現できます。この一連の流れが、満足のいく遺影写真を残すためのポイントです。

写真スタジオ選びで失敗しないための方法

遺影写真の撮影を成功させるには、写真スタジオを選ぶことが重要です。
まず、写真スタジオの評判、口コミを調べることをおすすめします。
撮影前に直接相談できる写真館を選ぶと安心です。分からないことや心配なことはメールや電話で相談しましょう。雰囲気をより知りたいのであれば、事前に下見に行けるか相談しても良いかもしれません。撮影の目的や希望をしっかり伝えられるかどうかがポイントです。

 

料金も確認しておきましょう。
安さだけで選ぶと、仕上がりに不満が残る場合があります。料金に含まれるサービス内容を詳しく確認し、自分に合ったプランを選ぶと失敗を防げます。

ご存知ですか?1月8日は「遺影撮影の日」です

私たちは、シニア世代に「ベストショットを届けたい」という思いから東京・巣鴨にシニア世代専門のフォトスタジオ「えがお写真館」を2014年に構えました。
お陰様で、これまでに10,000人以上のシニア世代の方々がご来店されています。

そんなえがお写真館を運営する株式会社サンクリエーションは、毎年1月8日を「遺影撮影の日」と制定し、一般社団法人日本記念日協会にて登録いたしました。

生前に遺影を撮影し、後世に残すことの大切さを多くの人に知ってもらい、遺影撮影を日本の文化として世の中に根付かせるのが目的です。日付は、1と8で「遺(い =1)影撮(えいと =8)る日」と読む語呂合わせから1月8日としました。また、正月の晴れやかな雰囲気の中で笑顔の写真を撮ってほしいとの願いもあります。

お客様一人ひとりに合わせて、その方の日常の延長上の美しさを引き出すヘアメイクなどを施し、ベストショットを写し出します。ご予約、ご来店お待ちしております。

えがお写真館

まとめ

遺影写真の準備は、自分らしさを残し、家族に安心感を与える大切な終活の一環です。自分らしい一枚を用意することで、家族への思いや自分の意思を伝えることができます。遺影写真は家族に安心感を与えるだけでなく、遺族の負担を軽減し、家族のつながりを深めるきっかけにもなります。
このブログを通じて、終活や遺影写真について考え始めるきっかけとなれば幸いです。

 

▼ この記事を書いた人

土屋陽介

 

土谷 陽介(つちやようすけ)

えがお写真館 フォトグラファー

えがお写真館にて、これまでに1000人以上のシニア世代の方々を撮影して来ました。
お客様は、今でも毎日運動し、本を読み、自分の事は自分で行い、人の手は決して借りないという、毎日を謳歌している魅力的なシニアの方ばかりでした。

今まで経験してきた事が表情や仕草に全て出て、魅力的な雰囲気を出しておりますので、そのお姿を毎回撮影させて頂いております。

お客様の優しいえがおを見ると、自然と私達も嬉しくなって同じえがおになっている事によく気づく事があります。皆さんのえがおが私達スタッフ皆んなの元気の源です!

 

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