ステキなヒント
36. トレンドアウター探索
今年のアウターは何を選びますか?
コロナ禍が終息し、外に出掛ける用事が増えてアウターも3年ぶりに買い替えようと思っている方は多いのではないでしょうか。
先週に引き続き、今年のアウターのトレンドをもとに何を買うかのヒントをお伝えしていきたいと思います。
トレンチコート
定番といえばそうですが、今年はトレンチコートの当たり年。様々なブランドが最低でも1つは出しているのがトレンチコート。
シンプルでもディテールが凝ってるものでも、とにかく着ていれば今年顔に見えます。
ポイントはベーシックな色を買うこと。あまり色物は見かけませんが、黒、ベージュ、カーキといった定番色にすることでデイリーにもお出かけにも重宝します。
また、腰丈くらいのものは少し古く感じます。胸下くらいのクロップド(レベルが高いですが)か、足首まであるようなフルレングスの丈を選ぶと間違いありません。
90年代のリバイバルから、トレンチコートのウェストマークを太めのベルトにしたり、ボトムスを短めにしてワンピースのように着るのがお勧めです。
レザージャケット
90年代のアライアやクロムハーツのようなハードなモノクロームも今年っぽさを増してくれます。
レザーは23年の秋冬を代表する素材ですが、アウターに関しては2代湖流があります。
フィットするか、オーバーサイズ。
身体に吸い付くようなピタッとフィットしたテーラードジャケットやシャツ、レギンスは身体のラインがしっかり見えるため少し上級者向き。
対してオーバーサイズのレザーアウターは取り入れやすく着やすいのでお勧めできます。
最近の合革はヴィーガンレザーとも呼ばれ、本革と遜色ないものが多く、そして軽いのが特徴です。突然の雨も気にせずデイリーに着れるので、ぜひ試して欲しいです。
ボアジャケットは軽くて暖かく、扱いが簡単なのが魅力です。
ボアジャケット
フリースなどのフワフワとしたボリューム感が魅力のアウターも今年のトレンドに入ってくるでしょう。
着膨れしやすいため手を出すのを躊躇する方が多いアイテムですが、いつものコーディネートに季節感を足して、さらに今っぽく見えるのがボアジャケットの素晴らしい所。
華奢な方にお勧めなのはマックスマーラのテディコートのようなモカやベージュ。ボアのスポーティさを上品なブラウンが調整をとり、大人の女性に丁度よくハマります。
スニーカーではなく、ブーツやパンプスなどフェミニンな要素がしっかりあるシューズで合わせることがポイントです。
大柄な方はチャコールや黒、変わり種ですがネイビーも素敵です。
こちらはスポーティさをダークカラーでカバー出来るため、ハイテク系のスニーカーやフーディと合わせてもスタイリッシュに着用することができるでしょう。
実際に寒くなり始める10月中旬以降は人気のアウターはサイズが切れ始めます。
まだ暑いですが、今がアウターを探し始めるのに最適なタイミングですので、乗り遅れないように!
ジョニー・カワサキ
顧客のワードローブに魅力を高めるアイテムを足すことを得意としているファッションスタイリスト。20年以上におよぶ外資系アパレル勤務で培われた知識とセンスをもとにしたアドバイスには定評がある。