ステキなヒント
46. パーティーシーンの新鮮な着こなし
アウターの襟を思わず立ててしまう寒さがやってくる12月。
それと同時に、ホリデーシーズンの街はキラキラとライトアップされ、夜が長くなる季節を楽しもうとする人々が溢れた、ハッピーなフィーリングの季節がやってきます。
この月は一年の中でも特にお呼ばれの席が多くなるのではないでしょうか?
日本にはパーティなんてないから、私にはそういう服は必要ないと思われる方もいるかもしれませんが、忘年会や親族で集まる食事会もパーティと考えるとどうでしょう。ちょっとしたお呼ばれの席は、誰しも少なからずあるものです。
忘年会や親族での食事会など、パーティシーンでも手持ちの服で対応できる「ちゃんとしたい日」の新鮮に映るコーディネートをご紹介していきます。
「ちゃんとしたい日」のフレッシュな着こなし3選
・ワンピース×ざっくりニット
・スウェット×プリーツスカート
・カーディガンをタックイン
ワンピースには、カーディガンではなく被りのざっくりニットを
ワンピースは着るだけできちんと感が出るので、少し改まった場に着ていくのに適したアイテムですが、華やか過ぎてしまうと場から浮いてしまいますし、シンプル過ぎても普段着に見えてしまいます。
いつもならカーディガンを合わせて調節するところですが、被りのタイプのざっくりとしたニットを重ね着してみましょう。
ワンピースの持つきちんと感は残しながら、ざっくりニットのリラックス感が適度な抜け感を作ってくれます。
クローゼットに眠っている華やかなワンピースを復活させて新鮮な着こなしを楽しみましょう。
スウェットにプリーツスカートは万能の組み合わせ
プリーツスカートも組み合わせによって色々な表情を作ることができますが、大人の女性にちょうどいいドレスダウンはスウェットとのコーディネート。
コツはオーバーサイズを選ばずにジャストか少しだけタイトなサイズのものを選ぶことです。
杢グレーのスウェットはスポーティでカジュアルな印象が強く出るので、プリーツスカートのクラシックな印象と対比されて新鮮な組み合わせに見えます。
また、黒やチャコールのような色でワントーンで合わせればモード感のある着こなしにもなります。
カジュアル度が高くなる組み合わせなので、パールのイヤリングやネックレス、ヒールやレザーブーツでドレス感を足してあげると「ちょっとしたお呼ばれ感」が出てくるので仕上げまで気を抜かないようにしましょう。
ハイゲージのカーディガンをボトムスにタックイン
薄手のカーディガンを、パンツやスカートの上に出さずにシャツやカットソーのようにウエストにしまい込むテクニックも、モード感があって新鮮な雰囲気に見えます。
カーディガンは通常、羽織るものなので少し躊躇するかもしれませんが、Vネックの薄手のニットだと思ってみてください。
カーディガンはVゾーンが少し深めに取られているものが多いため、ちょうど良いバランスの肌の露出がフェミニンな雰囲気を醸し出します。
Vゾーンが深すぎる場合はキャミソールを入れてもいいですし、少し寂しい印象であれば、トレンドのY字のネックレスを足しても素敵です。
ジョニー・カワサキ
顧客のワードローブに魅力を高めるアイテムを足すことを得意としているファッションスタイリスト。20年以上におよぶ外資系アパレル勤務で培われた知識とセンスをもとにしたアドバイスには定評がある。