ステキなヒント

2022年09月30日2024年04月16日
えがお美容室

【60代からのコスメ選び】イキイキした顔をつくる「立体感コスメ」

 

60代になるといつの間にか毛量が減り肌つやもなくなって、鏡を見る度に溜息をついてしまっている女性も多いはず。
歳を重ねるごとに平面的な顔になり「私ってこんな顔だったかしら?」と改めて感じる方もいるでしょう。

 

そんな中、若々しさを取り戻すためには、メイクで「立体感」を出すことが大切です。

 

読者世代がいつまでも美しくいられるメイク方法やおすすめのコスメについて、シニア世代のメイクを手掛けるプロの視点で解説します

 

 

【監修者プロフィール】

 

鈴木みほ(すずき みほ)

長年にわたり雑誌や広告、CMといったあらゆる媒体で多くの女優やモデルのヘアモデルを手掛ける。現在はシニア世代の魅力を引き出す「えがお写真館」の専属ヘアメイクアップアーティストとして活躍中。

 

 

 

 

1. シニアメイクのプロが語る「60代メイクの基本」

 

鏡に映る顔がメイクによって満たされることで、女性の心は驚くほど明るくなります。

 

その第一歩として、まずは60代のメイクのポイントについてチェックしましょう。

 

60代のメイクのポイント
【1】ツヤとカバー力のあるファンデーションを薄めに

【2】チークはクリームタイプのものを選ぶ

【3】目元や鼻筋にも一工夫をプラス

 

 

【1】ツヤとカバー力のあるファンデーションを薄めに

60代の肌づくりでは、ツヤとカバー力のあるファンデーションを薄めに塗るというのが非常に大切なポイントです。

 

ここで重要なのが、あくまでも「薄めに塗る」ということ。

 

濃いシミやくすみを隠すためについつい重ね塗りしがちですが、それではどんどん厚化粧になり、余計に老けた印象になってしまいます。

 

オレンジ系のコンシーラーでカバーし、その上からファンデーションを薄めに重ねることで、一筋縄ではカバーしきれないシミやくすみも自然にカバーできます。

 

また、目元に使用するコンシーラーは、乾燥しにくいツヤタイプのアイテムを選びましょう。

 

 

 

【2】チークはクリームタイプのものを選ぶ

ハリのある若々しい印象を与えるためには、ポイントメイクにも注目。

 

自然な血色感を出すために、チークは肌馴染みの良いクリームタイプがおすすめです。

 

誰でも使いやすく締め色にもなるベージュピンクは、頬骨よりやや上にのせることで頬のたるみを消す効果が期待できます。

 

 

 

【3】目元や鼻筋にも一工夫をプラス

最後に目元や鼻筋にも一工夫すると、さらに立体感を出すことができます。

 

光の影響を受けやすいTゾーンや鼻の頭にハイライトを入れましょう。

 

 

 

2. プロが教える「若見え効果を出す立体感」メイク

 

60代のメイクの基本は、年齢を重ねることで失われたものを補うこと。

 

とくに、眉毛や肌、唇などに年齢が現れやすいため、それらをカバーすることで一気に立体感のある若々しい印象が手に入ります。

 

以下に、立体感のある顔とない顔の違いについてまとめました。

 

 

 

60代が意識すべきなのは「毛」「肌ツヤ」「血色」の3つ。

 

年齢を重ねるごとに肌にツヤがなくなるだけでなく、眉毛やまつ毛は薄くなり、唇や頬の血色感が失われてぼんやりとした平面的な顔になっていきます。

 

自分が気になるところから1つずつカバーしていくことで、大きな若見え効果につながり、どんどんメイクが楽しくなってくるはずです。

 

 

 

3. シニアメイクのプロが教える「プラスワンメイク

 

メイクにプラスワンするだけで、見た目年齢の印象が大きく変わるポイントがあります。

 

手間や時間をかけずに誰でもできる一工夫、ぜひ試してみてくださいね。

 

 

見た目年齢の印象が大きく変わるポイント
●丁寧な保湿ケアがツヤ肌の土台をつくる

●マスク時代の今眉毛の印象はますます重要に

 

それぞれ順番に解説します。

 

 

 

丁寧な保湿ケアがツヤ肌の土台をつくる

ツヤのある肌を手に入れるためには、土台づくりがとっても重要です。

 

保湿力の高い化粧水で肌に十分なうるおいを与え、その水分をしっかりと閉じ込めておけるキープ力の高い乳液やクリームで蓋をしましょう。

 

「高保湿」と謳っている製品は多くありますが、それぞれ保湿力が異なるためアイテム選びが大切です。

 

 

 

マスク時代の今眉毛の印象はますます重要に

マスクをするのが当たり前になっている今、その人を印象付ける大きな材料となるのが目元。

 

そのため、眉毛のメリハリは若見えに欠かせないポイントです。

 

毛が薄くなりがちな60代は、パウダーで下地を描き、その上からペンシルで眉毛を描くとキレイに発色します。

 

元の眉毛が黒くて不自然になってしまう場合は、眉マスカラを塗ってなじませましょう。

 

 

 

4. プロも使うシニアメイクのおすすめコスメ

 

ここでは、プロがシニア世代の方々にメイクを施す際、実際に愛用しているコスメをご紹介します。

 

 

 

ツヤ肌づくりコスメ

まずは、メイクの土台となるツヤ肌を作るのにおすすめなコスメはこちら。

 

 

 

■アルビオン「エクシア アンテリサンス エマルジョン ファンデーション」

シミやくすみをしっかりとカバーしながら、ほどよいつやをカバーしてくれるアイテム。

 

薄づきでも、いきいきとした肌を演出してくれます。

 

 

 

■アンドビー「ファンシーラー」

シミやくすみをカバーするオレンジと、自然になじませられるベージュがひとつになった万能アイテム。

 

クリームタイプで油分が多いため、乾燥を予防する効果も期待できます。

 

 

 

メリハリづくりコスメ

次に、顔にメリハリをつくり出すコスメをご紹介します。

 

 

 

■ヴィセ アヴァン「マルチスティックカラー」

肌なじみの良い色で、自然な血色感とツヤをプラスできます。

 

スティックタイプで使いやすく、密着感があるのでヨレにくいのが特徴です。

 

 

 

■チャコット「ジェルライナー」

やわらかい芯でラインが描きやすく、にじみにくいアイライナー。

 

発色の良いマットな仕上がりで、しっかりとメリハリを出したい時にもおすすめです。

 

 

 

■ロムアンド「シースルーヴェールライター」

目元や鼻筋など、立体感を出したい部分に指でポンポンとなじませるだけで光をプラス。

 

自然なツヤ感でオールマイティーに活用できます。

 

 

 

5. 肌やメイクに悩んでいる今こそ若返りのチャンス

60代からのメイク法やおすすめのコスメについて紹介しました。

 

いつの間にか肌にツヤがなくなりくすみが目立つ、メイクをしているのに平面的な顔に見える、そんな風に感じている方も諦める必要は全くありません。

 

しっかりと保湿をして肌の土台をつくり、ポイントを押さえたメイクをすることで若々しさを取り戻すことができます。

 

年齢を重ねた今だからこそ、自分の肌や目的にぴったりのコスメを探して思いっきりメイクを楽しみましょう。

 

 

 

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