ステキなヒント
49. ダウンジャケット、どう着るか?
本格的な冬の気温になり、ダウンジャケットを着る機会が多くなってきたのではないでしょうか?
ダウンジャケットはカジュアルな印象が強いため、お出かけで着るコーディネートに迷ってしまう方も少なくありません。
大人の女性にふさわしいダウンジャケットの選び方と合わせ方を今回はお伝えします。
ショート丈のダウンジャケット
短い着丈のダウンジャケットはアウトドアな雰囲気でカジュアルになりがちですが、合わせ方で大人っぽい着こなしにすることができます。
ポイントは、ダウンジャケット以外のアイテムはカジュアルなものにしないこと。
デニムやスウェット、スニーカーといったアイテムとの合わせを避けることで子供っぽい印象になるのを避けることができます。
例えばカシミアのニットにウールのトラウザー、レザーブーツといったクラシックな装いにダウンジャケットを合わせることで、品良く大人の着こなしに仕上がります。
黒やネイビーといったダークトーンの色はボリュームが出てしまいがちなダウンジャケットの締め色としておすすめです。
白やベージュといった明るいトーンのものを選ぶ場合は、腰よりも上のショート丈を選ぶと、着膨れせずにバランスよく着ることができます。
ロング丈のダウンコート
ロング丈は外でのアクティビティでも暖かく過ごせるので、デイリー使い以外にも冬の旅行にも最適です。
しかしながら、モコモコしたダウンの面積が大きくなると着膨れしてしまう可能性が高くなるため、形の選び方には注意が必要です。
形のポイントは2つ。タイトなシルエットであること、ひざ下丈を選ぶことです。
ダウンの内容量が多いボリューミーなものを避けて、あまり膨らまないタイプのものを選びます。
地下鉄の中やデパートの店内などはエアコンが効いているので、薄手のタイプの方が脱いだ時に手で持っていても邪魔になりません。
また、中途半端な丈よりもひざ下まで長さがあるものを選んでおくと、ボトムスを気にすることなく合わせられるので、毎日の洋服選びもラクになります。
ダウンジャケットを着るときのポイント
ボリュームがでる洋服を着るときは、他のアイテムをタイトなものにするのが成功の秘訣です。
例えばダウンジャケットやコートに合わせるボトムスは、ワイドよりもスキニー。インナーに着るニットはアランニットのような厚みのあるものよりも細畝のタイトなリブニットといった具合です。
体型が気になるかたは、インナーはVネックを選び、ジャケットの前を開けて着るとスッキリして見えます。
一番のおすすめは、細身のニットワンピースとダウンジャケットのコーディネートです。
前を開けて「Iライン」をしっかりと作ることでバランスが取りやすく、身長が高く見えます。またトップスとボトムスの境目がないので、足が長く見える効果もあり、スタイルアップを目指せます。
ジョニー・カワサキ
顧客のワードローブに魅力を高めるアイテムを足すことを得意としているファッションスタイリスト。20年以上におよぶ外資系アパレル勤務で培われた知識とセンスをもとにしたアドバイスには定評がある。