ステキなヒント
【プロが教える ネイル艶出し術】!50代・60代の爪をツヤツヤに保つための基本的な方法
自爪の艶出しの重要性
艶のある爪は、清潔感や女性らしさを引き立てる大切な要素です。
特に50代、60代と年齢を重ねたてた女性にとって、爪が手元の美しさは印象を左右する重要なポイント。
日々の生活で爪はどうしてもダメージを受けがちですが、しっかりと艶を保つことで若々しい手元をキープすることができます。
そもそも、どうして爪にツヤがなくなるの?
爪にツヤがなくなることには、いくつかの原因があります。
特に年齢を重ねるにつれて、爪のツヤが失われていきます。
【1】乾燥。爪が乾燥して、水分量が少なくなるとツヤが失われる原因になります。
【2】栄養不足。たんぱく質やビタミンA、ビタミンB2が不足して爪に栄養が行き届いていないことがあります。栄養をしっかり摂ることも爪のツヤに繋がります。
【3】外部からの汚れ。油分の多い化粧品、デニムの染料やインク類、油汚れなどが付着すると、ツヤがなくなることがあります。
これらのことが進むと、爪が割れたり、縦筋が入ってしまったり更なるトラブルにつながることもあるので、爪のツヤを保つということはとても大切なことです。
爪をツヤツヤにする方法とは?
ではどのように自爪をツヤツヤにしていけば良いのでしょうか?
爪を美しく保つためには、まずは表面のケアが必要です。
まずは「爪やすり」で形を整え、次に「ネイルファイル」で爪の表面を滑らかにします。
この一手間が、艶やかな仕上がりの鍵です。
ただし、磨き過ぎてしまうと自爪が薄くなりすぎ、痛みを感じることもあるため、磨き過ぎはNGです。
爪切りは使っちゃダメなの?
形を整える際に、爪切りを使用している方も多いと思いますが、あまりお勧めできません。
軽く切っているように見えても爪を切る時に約26kgもの負荷がかかっており、爪にダメージを与えているのです。
26kgといえば小学生低学年くらいの子供の体重です。子供一人分の体重があんなに小さな爪に押しかかっていると思えば、爪切りを使うことをやめる方が賢明でしょう。
また、爪が薄い方や弱い方は、爪切りを継続的に使うことで、割れや欠けを引き起こしやすくなるとも言われています。
さらには、爪切りで切ると断面が広くなるため、そこから水分が逃げやすくなり、乾燥へと繋がります。
爪切りは、知らず知らずのうちに爪にダメージを与えているのです。
爪切りの代わりに「爪やすり」や「ネイルニッパー」を使うことをお勧めします。
爪やすりは、爪先を滑らかにするだけでなく、爪を自分の思いどおりの形に整えられることが特長です。
ネイルニッパーであれば、ハサミのように爪が切れて、爪への負担も小さく、爪の切り過ぎも防いでくれます。
ネイルオイルの使用
ネイルオイルは、爪に潤いを与え、艶を保つための重要なアイテムです。
爪やその周囲の皮膚に対して保湿や保護ができ、爪や爪の生え際を保湿することで、これから生えてくる爪を健康な状態に導いたり、爪に柔軟性を与えたり、補強する役割もあります。
特に、乾燥しやすい季節には、毎日のケアにネイルオイルを取り入れることをおすすめします。
爪の根元からマッサージするように塗布することで、血行も促進され、爪の健康状態が向上します。
朝晩の習慣にすることで、爪がしなやかに保たれ、長期間艶を維持できます。
ネイルオイルは様々な種類があり、有名なものだと「ホホバオイル」「アボカドオイル」「アルガンオイル」などがあります。
爪を強化したい方は、ビタミン成分が含まれるものを選ぶなど、ご自身の目的にあったオイルを選択してください。
ホホバオイル主成分:uka Nail Oil 18:30
ホホバオイルがベースで、ローズやラベンダーなどのエッセンシャルオイルがブレンドされた高品質なネイルオイルです。
肌なじみが良く、使いやすいロールオンタイプ。持ち運びにも便利です。
https://uka.co.jp/ukakau/4582328100038/
アボカドオイル主成分:CND ソーラーオイル
主成分にアボカドオイルを含み、爪とキューティクルに栄養を与え、柔軟性を保つことができます。
さらっとした使い心地で、爪の保湿と栄養補給に適しています。
https://www.cnd-j.com/products/solaroil/solaroil.html
アルガンオイル主成分:Nail & Cuticle Oil To Go
アルガンオイルをはじめ、ククイナッツオイルやホホバオイルが配合された高品質なネイルオイルです。
軽いテクスチャーで、爪やキューティクルに栄養を与え、しなやかに保湿します。
https://www.opi.com/jp-JP/products/hands-feet-nail-cuticle-oil-to-go
実は大事な甘皮ケア
次に甘皮ケアをしていきましょう。
ご自身で甘皮ケアをする場合は
【1】ボウルにお湯を入れ、片手を甘皮部分が浸るくらいまでボウルに入れ、3分間ほど温めます。
【2】ボウルから手を出し、タオルでやさしく包むように拭きます。
【3】綿棒を鉛筆のように持ったら、縦に長い円を描くようにクルクルと動かしながら、甘皮をやさしく押し上げていきます。力を入れずにやさしく押し上げるのがポイントです。
甘皮ケアって必要なの?
甘皮は爪を保護しているような印象もありますが、本当に甘皮は取らないといけないのでしょうか?
甘皮(キューティクル)とは、爪の根元にある皮膚のことで、爪の根元を保護しています。細菌や汚れ、洗剤など入り込まないように守ってくれています。
しかし、甘皮を処理せずに放置すると爪の成長を妨げたり、ささくれが出来る原因になったりするほか、見た目の美しさも損なわれてしまいます。
また、甘皮が爪を覆っていると、保湿をしても爪自体に潤いが届くのをさまたげるため、爪の乾燥を招きます。
割れや二枚爪になる原因になったり、健康な爪が伸びるのを邪魔したりすることもあるため、甘皮はしっかりとケアしなければいけません。
定期的に甘皮を処理することで、爪の成長を促し健康的な美しい爪を保つことができます。
ただし、やりすぎると爪を傷つけたり負担をかけたりする可能性があるため、十分に注意をした上で行う必要があります。
ご自身での甘皮ケアに自信のない方は、ネイルサロンで甘皮ケアをしてもらうのもいいでしょう。
ネイルサロンで自爪のケアをする
ここに書いたやり方で自爪をケアすることは可能ですが、自分ではやりづらかったり、しっかりとケアしたい方はネイルサロンに行って、ケアを行ってもらうことをお勧めします。
えがお爪工房でも、50代以上の女性の方が多くネイルケアに訪れています。
爪の状態も若い方と50代以上の方では違うため、シニアに特化してる分、その経験値が豊富なネイリストが在籍しています。
年齢ならではのお悩みに、的確なアドバイスをしてくれますよ!
日常でできる爪の保護方法
艶のある爪を長持ちさせるためには、日常の中で爪を守ることが大切です。
家事や水仕事の際には、ゴム手袋を使用することが一つの方法です。
また、爪をぶつけたり割ったりしないように気をつけることも重要です。
毎日の生活の中で少しの注意を払うだけで、爪の美しさを長く保つことができるでしょう。
まとめ
今回ご紹介した「ネイル艶出し術」は、50代の女性にとっても簡単に取り入れられる基本的なケア方法を中心にまとめました。
爪を美しく保つためには、日々のケアが欠かせません。
艶を長持ちさせるためには、日々の生活の中で爪を保護することが重要です。
毎日のネイルオイルでの保湿や、甘皮ケアなどの少しの手間で美しい爪を維持できます。
年齢を重ねても、指先の美しさは女性の魅力を高める重要な要素です。正しいケアを取り入れながら、常に艶やかで健康的な爪を保ち、自信を持った美しい手元を楽しんでください。
▼ この記事を書いた人
小森 さくら(こもりさくら)
ネイリスト
ネイルサロンは爪に色をのせて華やかにするだけではありません!自爪をキレイに健康に保ちたいという方のお手伝いをさせてください。
日頃からお客さまそれぞれのお爪の状態にあわせて最適なメニューのご提案を心がけています。
みなさまのお爪の悩みをお聞かせください。一緒にお爪のお悩みを解消しましょう。
私自身、進化し続けるネイル業界で、日々学ぶことが多いです。お客さまのため、自分のために知識も技術もアップデートしている最中です!
お客さまにネイルの魅力をお伝えしていきたいと思います。