ステキなヒント

2023年12月15日2023年12月22日
えがお洋品店

48. 冬のオールホワイト

白のニットベスト

 

オールホワイトコーディネートを着るグレイヘアモデル

暗い色をセレクトしがちな冬にこそ挑戦してほしいのがオールホワイトの着こなし。上品で高級感のある白のワントーンコーディネートは、大人の女性を美しく見せる効果があります。

 

 

ホワイトは着膨れしてしまったり、ワントーンだとのっぺり見えてしまいそうという声が聞こえてきますが、ポイントをおさえれば意外と難しくありません。ワンランク上の着こなしを目指しましょう。

 

 

 

 

トーンの違う「白」を3色使う

 

純白で薄っすらと青みのあるスノーホワイト、灰色や黄味が入ったオフホワイト、象牙の色であるアイボリーなどたくさんの種類が白にはあります。

 

 

ワントーンで作るコーディネートに必要なのは、奥行きを作ること。

 

 

全く同じ色の白だけで全身を包んでしまうと、のっぺりとした印象になってしまい、さらに膨張色のため着膨れして見えてしまいます。

 

 

そこで、色味の異なる白を3色組み合わせてコーディネートに奥行きを作ります。洋服を立体で見せることで、抑揚がつき着膨れを回避することができます。

 

 

例えば、真っ白なピュアホワイトのコートには、黄味がかったアイボリーのニットとほんの少し赤みのあるミルキーホワイトのパンツを合わせます。

 

 

異なる白の3色が、奥行きをプラスして洗練された着こなしにしてくれます。

 

 

異素材をミックスする

 

素材感の異なるアイテムを組み合わせると、オールホワイトの着こなしで季節感を楽しむことができます。

 

 

光沢があり滑らかなカシミヤ、張り感と厚みのあるウール、ふわふわした毛並みの良いファーやモコモコとしたテディフリースなど冬を代表する素材を着こなしの中に取り入れます。

 

 

シーズンレスなコットンのカットソーに、白デニムといったコーディネートにホワイトのファーバッグや、テディコートを組み合わせると一気に冬らしくなります。

 

 

異素材で作るコーディネートも、色と同じように着こなしに奥行きを与えてくれるので、おしゃれ上級者に見せてくれます。

 

 

カジュアルなアイテムをプラスする

 

オールホワイトは品がありとても素敵ですが、ドレスアップの雰囲気がデイリーな着こなしには向かないと考える方もいるかもしれません。

 

 

カジュアルの代表格であるアイテムを軸にしたコーディネートで作るオールホワイトは、ラフになりすぎず大人の女性のデイリーワードローブにぴったりです。

 

 

例えばデニムジャケットやシンプルなカットソー、チノやジーンズ。そしてスニーカーの白を軸にしてコーディネートを組めば、ドレス感が強くなりすぎず、着やすさを感じられるでしょう。

 

 


 

 

ジョニー・カワサキ
顧客のワードローブに魅力を高めるアイテムを足すことを得意としているファッションスタイリスト。20年以上におよぶ外資系アパレル勤務で培われた知識とセンスをもとにしたアドバイスには定評がある。

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