ステキなヒント
年齢を重ねても美容師として輝くために——シニア世代向け美容室で働くという選択
美容師は年齢に関係なく続けられる、やりがいのある職業です。
しかし、体力的な負担やライフスタイルの変化により、「今の働き方をこのまま続けていいのか?」と悩む方も少なくありません。
特に40代以降は、次のキャリアステップを見つめ直すタイミングでもあります。
今回は「えがお美容室」から、年齢を重ねても美容師として安心して働き続けるための選択肢として、「シニア世代のお客様に特化した働き方」をご紹介します。
年齢を強みに変える働き方
「美容師=若い世代を担当する仕事」というイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。
若いお客様にトレンドを提案するのも、美容師としての大切な役割です。
しかし、年齢を重ねることで、若い世代とのギャップを感じ、接客や施術が難しくなると感じるケースも出てきます。
また、若いお客様の中には、自分と年齢の近い美容師を指名する傾向も見られます。
そこで、50代以上のお客様をメインに担当することで、自然と年齢層が近くなり、会話や価値観の共有がしやすくなります。
お客様にとっても、経験豊富な美容師に施術してもらえることは安心感につながり、信頼関係の構築にも大きく貢献します。
「もう転職は難しいかも……」と感じている方でも、これまでの技術や接客スキルをそのまま活かせるこの働き方は、大きなチャンスとなります。
「年齢」は決してハンデではなく「共感力」
諦める必要はありません
現在、美容業界でも人手不足が深刻な課題となっています。
また、美容師免許を持っていながら現場を離れている「休眠美容師」も多く存在しています。
中には、「もう年齢的に現場復帰は難しい」と諦めてしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ですが、長年の経験で培った技術や接客力は、サロン全体のサービス向上に直結する大きな財産です。
お客様の年齢層に近い美容師が在籍していることで、次のようなメリットもあります。
●白髪や髪質の悩みに共感できる
●会話の話題が合いやすい
●価値観を共有しやすい
つまり、「年齢」は決してハンデではなく、「共感力」という大きな強みに変えられるのです。
高齢化社会が求める、シニア対応力
拡大するシニア市場
ご存知の通り、日本は世界でも有数の超高齢社会です。
65歳以上の人口は全体の約30%、50代以上に至っては約半数を占めています。
今後も高齢化はさらに進むことが予想されており、50代以上のお客様への対応力は美容業界でもますます求められていくでしょう。
えがお美容室は、50代以上の女性の悩みに寄り添う美容室
えがお美容室は、50代以上の女性の髪のお悩みに寄り添う美容室です。
高齢化が進んでいく中で、50代以上の女性に安心して通っていただける場所としてあり続けたいと考えています。
年齢を重ねると気になる髪の変化。
ボリュームやツヤが失われ「若い時のようにはいかないな・・・」と悩んでる方は少なくないはずです。
私たち「えがお美容室」は、大人の女性の髪のお悩みに寄り添いながら
お客様に合わせた、髪に優しく自然なスタイルを提案します。
えがお美容室はそのような美容室です。
えがお美容室で活躍する60代の美容師とアシスタント
えがお美容室には現在、60代の女性美容師と女性アシスタントがそれぞれ1名ずつ在籍しています。
60代の美容師の事例
美容師として働く彼女は、約1年半前にえがお美容室で働きたいと神戸から東京へ移住してきました。
えがお美容室での働き方を学ぶため、まずは3ヶ月間アシスタントとして勤務。
その後、施術を担当する美容師として本格的にデビューしました。
はじめは顧客ゼロの状態でしたが、長年の経験に裏打ちされた技術と接客で、すぐに多くの固定客がつき、現在では欠かせない存在となっています。
彼女の加入によって、えがお美容室のお客様の年齢層にも変化がありました。
これまでは50〜60代が中心だったのが、70代以上のお客様の来店が増加。
やはり、美容師と年齢が近いことで安心感が生まれる好例といえるでしょう。
60代のアシスタントの事例
また、60代のアシスタントも活躍中です。
以前は「ワンオペ(1人の美容師で完結)」を希望する声が多く、「アシスタント=若くて未熟」といったイメージを持たれることもありました。
しかし、キャリア豊富な60代のアシスタントが入ったことで、お客様からの信頼度が向上。
「暑くないですか?」「寒くないですか?」といった細やかな気配りや、「段差にお気をつけください」といった目線も、お客様と同じ立場で自然に行えるのが大きな魅力です。
若い世代の美容師にもチャンスがある
さて、ここまでは年齢を重ねた美容師に向けたお話をしてきましたが、シニア世代のお客様への施術は、若い世代の美容師にとっても大きなチャンスだと考えています。
私たちは、シニア世代にはまだまだ多くの可能性があり、今よりもっと素敵になれる余地があると信じています。
私たちが提案する「これからのシニア像」をご覧いただいた方からは、「素敵!」「私もこんなふうに年齢を重ねたい」といった声をいただいています。
しかし、世間では「シニア世代」と聞くと、いまだに杖をつき、腰の曲がった、いわゆる「昭和のおばあちゃん」を思い浮かべる方も少なくありません。
だからこそ、私たちが「これからのシニア像」を発信し続けることで、シニア世代のイメージは、より素敵なものへとアップデートされていくはずです。
そして、その変化をけん引していくのは、若い世代の美容師だと考えています。
今はまだ、シニア世代に特化した美容師が少ないからこそ、そこにこそ大きなチャンスがあると確信しています。
今だからこそ、美容師として輝ける働き方を考えてみませんか?
美容師としてのキャリアに「定年」はありません。
40代・50代からでも、新たな働き方を選ぶことで、今まで以上に充実した毎日が手に入ります。
若い世代の方は、「これからのシニア像」をどんどん作っていくことができます。
年齢や環境の変化を前向きにとらえ、自分らしく輝けるステージへ。
その一歩を、シニア向け美容室という新しいフィールドで踏み出してみませんか?
えがお美容室では、現在スタッフを募集しています。
「えがお美容室で働いてみたい!」と感じた方は、ぜひご応募ください。
詳しくはこちらをご覧ください。